アクティブラーニング
アクティブ・ラーニングの特徴
脳を使う授業
下記のラーニングピラミッドは勉強の仕方を、効果(定着率)に応じて並べたもので、アメリカ国立訓練研究所によって考えられたものです。
ラーニングピラミッドは、「講義を受ける」から「教える」までの、7つの段階に分かれ、下段に行くほど学習の定着率が高いと考えられています。講義を受け身で受けているだけでは、学習したことの5%しか習得しません。
吉田ゼミナールの授業は
授業中は、予習動画で学習したことをもとに、自分の考えを整理して説明する、四肢択一から解答する、受講生同士で授業中にディスカッションする。つまり、ラーニング・ピラミッド、「討議する」、「自ら体験する」、「人に教える」という下段までの効果が可能となります。
脳に汗をかく学習法
吉田ゼミナールは、アクティブ・ラーニングで生徒の問題解決能力(考える力)を最大限に引き出す学習を重視しています。
では、具体的に当ゼミナールの学習方法を解説します。
『勉強する=知識の暗記』と考える保護者の方が多いと思いますが、これは大きな間違いです。
定義や公式をいくつ暗記できても、その使い方がわからなければ成績は伸びません。大切なのは考える力であり、応用する力です。
しかし、現状の教育では、たくさん覚えた問題の解き方の中から同じ解き方を思い出し、解答を作成する想起型学習が大半です。これでは、少し問題設定が変化すると解けないということが起こってしまいます。うちの子は応用力がないという結論に至ります。
吉田ゼミナールの学習法は
弊社のアクティブ・ラーニングを用いた授業は、考える力の養成に重点を置いています。応用力が強化でき、学生の無限大の可能性を引き出すことが可能です。この学習法で、看護師国家試験対策の講座では、全国最下位クラスの受講生が1年間で全国模試1桁にランクインするなどの驚異的な結果を毎年残しています。
成績上昇の決め手は学習の量より質です。解ける問題を100問解くより、できない問題を1問解けるようになる、この積み重ねが、底力を上げていきます。
アクティブ・ラーニングを用いた授業 事例
ある日の授業で
先生は映像を映したライブネット授業、学生は、チャットやマイクで授業に参加
先生 :今日は糖尿病について学習をします。糖尿病は進行すると体重減少が起こります。皆さんはどう思います。
学生A:糖尿病は体重増加が原因で肥満の人が多いと思っていました、、、が、どうして痩せるのですか。
先生:糖尿病になる人の生活習慣を考えると甘いものが好き、お菓子をちょこちょこ食べている。夜、寝る前に食事をする、巨漢な人というイメージがあります。例えば、冬は太るという話がありますが、冬、太るという現象はどうして起こるんでしょうか。
学生B:過剰なエネルギー摂取の結果、脂肪が全身につきます。だから、太るんです。
先生 :ではこの脂肪の原因は何でしょう。
学生B:それは、過剰なエネルギーが体脂肪に変換されたからです。
学生C:先生、脂肪っていったい何なんですか。
先生 :皆さんは、体重が減少するメカニズムがわかりますか。わかっている人、1番を押してください。
本日の出席者、 140人中、1を投票した人は 15人でした。
今から説明することは、看護学生の 1割しか根拠を持って答えられない内容です。では、具体的に進めましょう。
先生 :人間の体は過剰なエネルギーを摂ると血液中の血糖値を下げるために、ブドウ糖を内臓脂肪へと変換して体に蓄えます。つまり、糖分を多糖類である物質にかえます。
さて、この多糖類は何でしょう。
学生 B:それはグリコーゲンです。
学生 D:先生、それ 300メートルですね。
学生 A:実習記録を書いているときにグリコを食べるんですけど、まったくきずきませんでした。
学生 B :先生がいつも言っている日常生活から学ぶということですね・・・。
先生 :そうだね、看護は人間を対象としているので日常生活の中に興味を持つこと。一粒食べれば 300メートルという意味は、一粒のエネルギーが 300メートルに相当するという意味です。
授業は続く・・・