過去問 問題一覧

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過去問 解答解説一覧

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101回看護師国家試験 午前問題46~60

午前問題46 病院内の退院調整部署による退院支援について正しいのはどれか。
1.65歳以上の高齢者を対象とする。
2.医師が退院日を決めてから、支援を開始する。
3.退院調整看護師は、訪問看護導入の要否を検討する。
4.退院調整部署の設置は診療報酬の算定要件ではない。
 
 
午前問題47 Aさん(80歳、男性)は、1人暮らしで以前から軽度の物忘れがある。かかりつけ医から「Aさんは便秘がちで改善しない状況が続いている。訪問してケアして欲しい」と訪問看護の依頼があった。訪問看護師が訪問したところ、腹部に便塊を触知し、腸蠕動音は微弱であった。
 訪問看護師の対応で優先度が高いのはどれか。
1.腹部の温罨法を実施する。
2.市販の緩下薬の服用を勧める。
3.排便チェック表の記入を指導する。
4.ホームヘルパーに食事の準備を依頼する。
 
 
午前問題48 胃瘻からの経管経腸栄養法を開始した在宅患者の家族に対する説明で正しいのはどれか。
1.液状の栄養剤は開封後数日間使用してよい。
2.栄養剤の注入は無菌操作で行う必要はない。
3.胃瘻を造設したので経口摂取は禁止となる。
4.胃瘻カテーテルは週に1回交換する。
 
 
午前問題49 更年期障害について正しいのはどれか。
1.閉経後に症状が始まる。
2.腹部膨満が特徴的な症状である。
3.自律神経症状は交感神経系機能の低下による。
4.自覚症状と他覚的所見とが一致しない傾向がある。
 
 
午前問題50 食道癌に対する放射線治療で正しいのはどれか。
1.脊髄の障害は起こらない。
2.治療期間は1週間である。
3.治療期間中は隔離できる個室で管理する。
4.化学療法と併用すると治療の効果が高まる。
 
 
午前問題51 下腿の蜂窩織炎を繰り返している患者への炎症徴候を早期に発見するための指導で最も適切なのはどれか。
1.「入浴後に観察しましょう」
2.「体温は毎朝測りましょう」
3.「膿が出ていないか観察しましょう」
4.「赤くなっていないか観察しましょう」
 
 
午前問題52 肺気腫の患者が、歩行時の息切れが強くなってきたため受診した。呼吸数は34/分で、口唇のチアノーゼがみられた。
 この患者について正しいのはどれか。
1.1回換気量が増加している。
2.病状が進行するとPaCO2が上昇する。
3.呼気よりも吸気を促すと効果的である。
4.経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉は上昇している。
 
 
午前問題53 Aさんは会議中に時々動悸を感じることがあるため受診した。安静時心電図に異常は認められなかった。
 次に行う検査はどれか。
1.運動負荷心電図
2.動脈血ガス分析
3.心臓カテーテル検査
4.Holter〈ホルター〉心電図
 
 
午前問題54 食道静脈瘤破裂をきたしたとき、一時的な止血に使用するのはどれか。
1.胃 管
2.腹腔内ドレーン
3.Swan‐Ganz〈スワン‐ガンツ〉カテーテル
4.S‐B(Sengstaken‐Blakemore〈ゼングスターケン‐ブレークモア〉)チューブ
 
 
午前問題55 Behcet〈ベーチェット〉病に特徴的なのはどれか。
1.真珠腫
2.粘液水腫
3.紫紅色紅斑
4.外陰部潰瘍
 
 
午前問題56 頭蓋内圧亢進の代償期にある患者にみられるバイタルサインの特徴はどれか。
1.呼吸数の増加
2.体温の低下
3.脈圧の増大
4.頻 脈
 
 
午前問題57 Aさん(54歳、女性)は、排便困難のため外来を受診し、酸化マグネシウムとセンナとを処方された。腹腔内手術の既往歴がある。
 Aさんへの指導で適切なのはどれか。
1.「運動は控えてください」
2.「下痢が続いても心配ありません」
3.「おなかの張りが続くようなら、また受診してください」
4.「旅行をする場合は酸化マグネシウムの内服を控えてください」
 
 
午前問題58 人口の高齢化に関連した指標の説明で正しいのはどれか。
1.60歳以上の人口割合を高齢化率という。
2.老年人口が35%を超えると超高齢社会である。
3.高齢化社会から超高齢社会への所要期間を倍加年数という。
4.生産年齢人口に対する老年人口の比を老年人口指数という。
 
 
午前問題59 高齢者の看護に活用できる理論とその説明の組合せで正しいのはどれか。
1.離脱理論      ――― 高齢者の活動の権利を擁護する。
2.生涯発達理論    ――― 高齢者が生産活動に関与することで老化に適応する。
3.ストレングスモデル ――― 高齢者の強みを援助者が見出す。
4.マズローのニード論 ――― 高齢者が人生を振り返り意味を発見する。
 
 
午前問題60 老人性難聴の特徴はどれか。
1.耳鳴を伴う。
2.伝音性の難聴である。
3.低音域が障害される。
4.語音の分別能力が低下する。

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