105回看護師国家試験 午後問題61~75
午後問題61 日本の平成24年(2012年)の高齢者の健康に関する意識調査において最期を迎える場に関する希望で最も多いのはどれか。
1.自 宅
2.医療施設
3.福祉施設
4.高齢者向けのケア付き住宅
午後問題62 レスパイトケアの主な目的について適切なのはどれか。
1.高度な治療を集中的に行う。
2.家族へ介護方法の指導を行う。
3.居宅サービス料金を補助する。
4.介護を行う家族のリフレッシュを図る。
午後問題63 訪問看護サービスの提供の仕組みで正しいのはどれか。
1.主治医の意見書が必要である。
2.計画外の緊急訪問の費用は徴収できない。
3.サービスの導入の決定は訪問看護師が行う。
4.主治医の特別指示書による訪問看護は医療保険サービスとして提供する。
午後問題64 看護基準の目的で最も適切なのはどれか。
1.看護の質の保証
2.個別的な看護の促進
3.看護業務の負担の軽減
4.高度な看護技術の提供
午後問題65 新生児標識について正しいのはどれか。
1.沐浴時には児の標識を外す。
2.標識は1個装着すればよい。
3.装着する時期は母児同室を開始する直前である。
4.母親に児を引き渡すときは母子の標識を照合する。
午後問題66 山村部で地震による家屋倒壊と死者が出た災害が発生し、3週が経過した。避難所では、自宅の半壊や全壊の被害にあった高齢者を中心に10世帯が過ごしている。
高齢者の心のケアとして最も適切なのはどれか。
1.認知行動療法を行う。
2.自分が助かったことを喜ぶよう説明する。
3.地震発生時の状況について詳しく聞き取る。
4.長年親しんだものの喪失について話せる場をつくる。
午後問題67 2国間の国際保健医療協力を行うのはどれか。
1.国際協力機構〈JICA〉
2.国際看護師協会〈ICN〉
3.国連開発計画〈UNDP〉
4.国連食糧農業機関〈FAO〉
午後問題68 体温に影響しないのはどれか。
1.運 動
2.食 事
3.ふるえ
4.不感蒸泄
5.精神性発汗
午後問題69 貧食能を有する細胞はどれか。
1.好酸球
2.Bリンパ球
3.線維芽細胞
4.血管内皮細胞
5.マクロファージ
午後問題70 流行性角結膜炎の原因はどれか。
1.淋 菌
2.緑膿菌
3.クラミジア
4.アデノウイルス
5.ヘルペスウイルス
午後問題71 ビタミンの欠乏とその病態との組合せで正しいのはどれか。
1.ビタミンA ――― 壊血病
2.ビタミンB1 ――― 代謝性アシドーシス
3.ビタミンC ――― 脚 気
4.ビタミンD ――― 悪性貧血
5.ビタミンE ――― 出血傾向
午後問題72 日本人の食事摂取基準(2015年版)で、身体活動レベルⅠ、70歳以上の男性の1日の推定エネルギー必要量はどれか。
1.1,450kcal
2.1,850kcal
3.2,000kcal
4.2,200kcal
5.2,500kcal
午後問題73 触診法による血圧測定で適切なのはどれか。
1.血圧計は患者の心臓の高さに置く。
2.マンシェットの幅は上腕全体を覆うサイズを選ぶ。
3.150mmHgまで加圧して減圧を開始する。
4.加圧後に1拍動当たり2~4mmHgずつ減圧する。
5.減圧開始後に初めて脈が触知されたときの値を拡張期血圧とする。
午後問題74 待機的に行う食道静脈瘤硬化療法について正しいのはどれか。
1.全身麻酔下で行う。
2.前日に下剤を内服する。
3.治療後48時間の安静が必要である。
4.治療翌日の朝から常食を開始する。
5.治療後に胸部痛が出現する可能性がある。
午後問題75 老人性白内障の症状で正しいのはどれか。
1.涙が流れ出る状態が続く。
2.小さい虫が飛んでいるように見える。
3.明るい場所ではまぶしくてよく見えない。
4.遠見視力は良好であるが近見視力は低下する。
5.暗い部屋に入ると目が慣れるのに時間がかかる。