99回看護師国家試験 午後問題61~75
午後問題61 介護保険制度によって指定されるグループホームについて正しいのはどれか。
1.施設サービスの1つである。
2.入所人数の制限はない。
3.訪問看護を利用できる。
4.夜間は職員が不在となる。
午後問題62 脳幹出血で四肢麻痺となった78歳の女性が退院し帰宅することとなった。長男の妻が「私が仕事をやめて介護すると家族に決められました」と沈んだ様子で看護師に話した。
最初の言葉かけとして適切なのはどれか。
1.「あなた自身はどのようにお考えですか」
2.「ご心配と思いますが、なんとかなりますよ」
3.「在宅介護の方法はどのくらいご存知ですか」
4.「介護サービス事業所の電話番号を教えましょうか」
午後問題63 成熟児で体重が出生時の約2倍になるのはどれか。
1.生後1~2か月
2.生後3~4か月
3.生後6~7か月
4.生後9~10か月
午後問題64 エリクソンの発達課題における思春期の特徴はどれか。
1.「勤勉性」対「劣等感」
2.「自律性」対「恥・疑惑」
3.「基本的信頼感」対「不信感」
4.「自我同一性の確立」対「自我同一性の拡散」
午後問題65 水痘罹患児で集団生活を休ませる期間はどれか。
1.新たな水疱が生じなくなるまで
2.発疹が痂皮になるまで
3.咳嗽が消失するまで
4.解熱するまで
午後問題66 先天性疾患で正しいのはどれか。
1.フェニルケトン尿症は遺伝病である。
2.口唇口蓋裂は単一遺伝疾患である。
3.近親婚はターナー症候群の発生頻度を高くする。
4.ダウン症候群は13番染色体のトリソミーである。
午後問題67 36歳の妊婦。妊娠33週5日、切迫早産で入院となった。ベッド上安静で子宮収縮抑制薬(リトドリン塩酸塩)の持続点滴静脈内注射が開始となった。入院時、血圧118/84mmHg、尿蛋白(±)、尿糖(-)。Hb11.5g/dl、Ht34%。
入院中、最も起こりやすいのはどれか。
1.徐 脈
2.貧 血
3.便 秘
4.浮 腫
午後問題68 在胎33週4日で出生した低出生体重児。
正期産の成熟児との比較で誤っているのはどれか。
1.吐乳しやすい。
2.皮下脂肪が少ない。
3.多呼吸を起こしやすい。
4.体重あたりの体表面積が小さい。
午後問題69 30歳の男性。近所の人に会ってもお辞儀はできるが会話ができない。「外出すると知り合いの人に会うので怖い。人と気の利いた話ができない自分はだめな人間」と繰り返し訴える。
この患者に行う療法として最も適切なのはどれか。
1.作業療法
2.家族療法
3.認知行動療法
4.集団精神療法
午後問題70 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律が規定する行動制限で、看護師の判断で行うことができるのはどれか。
1.隔離の実施
2.手紙発信の制限
3.身体的拘束の実施
4.ケア時、隔離の一時的中断
午後問題71 心房細動で発症リスクが高まるのはどれか。
1.脳塞栓
2.脳出血
3.心筋炎
4.心外膜炎
5.心内膜炎
午後問題72 運動神経の神経伝達物質はどれか。
1.ドパミン
2.ヒスタミン
3.セロトニン
4.アドレナリン
5.アセチルコリン
午後問題73 発がん因子でないのはどれか。
1.たばこ
2.エックス線
3.アスベスト
4.コールタール
5.A型肝炎ウイルス
午後問題74 皮膚が温かいショック患者で考えられるのはどれか。
1.心原性ショック
2.出血性ショック
3.神経原性ショック
4.エンドトキシンショック
5.アナフィラキシーショック
午後問題75 長期間服用中、急に中止することによってショックをきたす可能性があるのはどれか。
1.消炎鎮痛薬
2.抗アレルギー薬
3.副腎皮質ステロイド
4.ペニシリン系抗菌薬
5.マクロライド系抗菌薬