89回看護師国家試験 午前問題61~75
午前問題61 継続看護で誤っているのはどれか。
1.入院時から退院後の生活を考慮した計画を立てる。
2.家族員の介護力を評価して退院計画を立てる。
3.訪問看護の導入は看護婦が決定する。
4.退院時サマリーを活用する。
午前問題62 1人の看護婦が、1人の患者の入院から退院まで一貫して責任を持つ看護の提供方法はどれか。
1.受け持ち制看護
2.機能別看護
3.チームナーシング
4.プライマリナーシング
午前問題63 都道府県ナースセンターで正しいのはどれか。
1.各都道府県の看護協会が指定する。
2.保健婦助産婦看護婦法に規定されている。
3.職業紹介を無料で行っている。
4.訪問看護を行っている。
午前問題64 訪問看護ステーションで正しいのはどれか。
1.訪問看護ステーションは健康保険法等の改正で創設された。
2.訪問看護ステーションは看護職員が1人いれば開設できる。
3.訪問看護ステーションの構成員は看護職員に限られている。
4.老人訪問看護ステーションは老齢年金受給者が対象である。
午前問題65 訪問看護の機能で適切でないのはどれか。
1.主治医との連絡調整
2.在宅看護に必要な物品の整備
3.家族員の介護の分担の割り当て
4.症状の悪化の防止
午前問題66 在宅療養者の権利擁護で適切でないのはどれか。
1.在宅療養を始める前に在宅での治療や看護について説明する。
2.医師や看護婦からの提案を拒否できることを保証する。
3.利用したい保健医療サービスの種類を選択できるようにする。
4.同居する家族と在宅療養者との意見が異なるときは家族の意見を優先する。
午前問題67 慢性関節リウマチの55歳の女性。
初回訪問で収集する情報のうち優先度が高いのはどれか。
1.睡眠の状態
2.栄養の状態
3.日常生活の自立度
4.体重の変化
午前問題68 訪問看護ステーションの利用者4人から臨時訪問の依頼があった。
訪問の優先度が低いのはどれか。
1.片麻痺の高齢者が転倒して腹部を打撲した。
2.寝がえりをしたときに中心静脈栄養カテーテルが抜けた。
3.褥創予防に用いているエアーマットが故障した。
4.介護している高齢の妻がインフルエンザで寝込んだ。
午前問題69 訪問看護におけるケアマネージメントで誤っているのはどれか。
1.患者や家族のニーズと利用できるサービスとを結びつける。
2.サービスの利用について専門的な立場から助言する。
3.必要な援助を適切な職種から受けられるよう調整する。
4.入院中の患者の場合は退院後に開始する。
午前問題70 高齢者に対するサービスの種類と機能との組合せで誤っているのはどれか。
1.ショートステイ ――― 自立支援
2.デイケア ――― 生活指導
3.ホームヘルパー派遣 ――― 介護負担の軽減
4.日常生活用具の給付 ――― 生活環境の改善
午前問題71 訪問看護婦の初回訪問時の対応で適切でないのはどれか。
1.話すよりも聴くよう心がける。
2.提供できる援助内容を説明する。
3.言葉だけでなく表情も観察する。
4.看護の立場から生活上の問題点を指摘する。
午前問題72 在宅入浴サービスを提供するのが適切でないのはどれか。
1.MRSAを保菌している。
2.38℃の発熱がある。
3.人工肛門を造設している。
4.膀胱内にカテーテルを留置している。
午前問題73 2年前に糖尿病性網膜症によって失明した70歳の男性が妻の死亡で1人暮らしとなった。
1人暮らしを始めるにあたり活用できる社会資源で優先度が高いのはどれか。
1.住宅改造の助成
2.訪問看護
3.配食サービス
4.ホームヘルプサービス
午前問題74 在宅で介護者が虐待者となる要因で関連が少ないのはどれか。
1.療養者の睡眠時間帯
2.家族関係
3.介護者の介護量
4.療養者の年齢
午前問題75 VDT(visual display terminals)作業による健康障害の予防で正しいのはどれか。
1.照明を暗くする。
2.作業前後に軽い運動をする。
3.同一作業を反復して行う。
4.連続作業時間を長くする。