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生物・化学が苦手からの国試合格 

胃を学習する

肺を学習する

心臓を学習する

肝臓を学習する

腎臓を学習する

骨格を学習する

胃を学習する

消化液で蛋白質を消化する
 
食べた物を腸へ送る。
 
蛋白質は消化酵素(ペプシン)によって分解される。

胃液のペプシンで蛋白質を分解する。
胃の内容物の十二指腸への移動は食後10分くらいから始まり、2~3時間で約80%が十二指腸へと移動する。胃内容物の十二指腸への移動は食物の性質と量によって影響を受ける。
食物を胃液と攪拌し、糜汁という粥状にして、十二指腸へ送り出す。

 
胃の蠕動運動

 

胃の近位部は食物が胃に入ってくると弛緩して食物を貯蔵する。大弯上部(胃体中部)には筋原性のペースメーカーがあり、ここからの興奮が幽門に伝わると蠕動運動を起こす。

 

胃体中部に弱い収縮輪が生じ、蠕動波となって幽門にむかう。
 

幽門に近づくと収縮は強くなる。胃内容の一部は十二指腸球部に押し出る。
 

蠕動波が幽門に達し括約筋が閉じる。胃内容は押し戻され次の収縮輪と攪拌される。

肺を学習する

肺胞には毛細血管が張り巡らされている。
 
肺胞では酸素と二酸化炭素のガス交換が行われる。
 
呼吸には肺で行われる外呼吸と細胞で行われる内呼吸の2つの過程がある。

呼吸とは肺の肺胞と毛細血管の間で行なわれるガス交換(外呼吸)、血液と組織細胞の間、または細胞内での酸素と二酸化炭素とのガス交換(内呼吸)をいう。
 
外呼吸は、気道に吸い込まれた酸素を多く含んだ空気は肺胞に達し、肺胞に接するCOを高濃度に含んだ血液との間でガスの拡散が起こり、ガス交換が行われる。
 
内呼吸は、肺の外呼吸によって体内に取り込まれた酸素は血液によって組織まで運ばれ組織の細胞に達する。また、細胞で発生した二酸化炭素は、血液の中に入り肺まで運ばれる。全身の組織では細胞と血液の間で組織液を通してガス交換が行われる。

 
ガス交換の流れ

 

肺胞と毛細血管の間の基底膜によって、酸素と二酸化炭素の移動が生じることをガス交換という。 

高分圧のCOと低分圧のOを含む肺動脈血液(静脈血)が肺動脈へ流れ込む。
血液が肺胞壁に触れる。
高分圧のCOが低分圧の肺胞内に拡散する。
肺胞内はOが高分圧のため低分圧の血液中に拡散が生じる。
Oを多く含んだ肺静脈の動脈血がからだの組織へ流出する。 

心臓を学習する

血液循環には肺循環と体循環がある。
 
心臓から送り出されるのが動脈、心臓にもどってくるのが静脈である。
 
ヘモグロビンを含んだ赤血球は酸素を運ぶ。

正常の血液には、血液100mℓ中に約15gのヘモグロビンが含まれる。
1分子の鉄を持ったヘム(鉄を含んだ色素)とグロビン(蛋白)が4分子結合したもの。酸素分圧が高い状態では酸素分子と結合しやすく、酸素分圧が低い状態では酸素分子を放出する性質を持っている。
ヘモグロビンは、酸素と結合すると鮮紅色に、二酸化炭素と結合すると暗赤色になる。このため動脈血は鮮紅色、静脈血は暗赤色である。
 
心臓には血液を肺や全身へ送り出す規則的なポンプ活動を行う機能と、心筋収縮の電気的刺激を伝える刺激伝導系の機能がある。

 
体循環と肺循環

 

心臓を出て心臓にもどってくる経路には、動脈→毛細血管→静脈の間に、体循環(大循環)と肺循環(小循環)がある。

 

 

体循環(大循環)

全身の組織に血液を供給し、栄養素や代謝産物の交換を行う。左心室を出て大動脈を通り、動脈に枝分かれし、細動脈へ到達する。細動脈はさらに毛細血管となり、ここでガス交換が行われ、細静脈、静脈、大静脈となって右心系にもどる。この間平均50秒かかる。 
 

肺循環(小循環)

血液と肺胞との間で酸素と二酸化炭素のガス交換を行う。右心室から肺動脈を通って左右の肺に分かれ、肺で毛細血管となり、細静脈、肺静脈となって左心房にもどる。この間わずか4~5秒である。肺循環では肺動脈には静脈血が、肺静脈には動脈血が流れている。 

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